屋上空間を活かした民泊施設の設計提案 ― 建物に新たな付加価値を

今回、クライアント様より「民泊事業を想定し、屋上空間を活かして建物の付加価値を高めたい」というご要望をいただきました。

既存の屋上には複数の室外機や設備配管が設置されており、限られたスペースをどのように有効活用できるかが課題となっていました。

民泊施設では、宿泊者にとって「その場所ならではの体験」が大きな魅力になります。

そこで、屋上という潜在的な空間資産に着目し、他施設との差別化につながる空間づくりをご提案しました。

今回の設計では、単なる屋外スペースではなく、宿泊者がくつろぎ、思い出に残る時間を過ごせる空間を目指しています。

  1. 日差し・雨天時への配慮

屋上は開放感が魅力である一方、日中の強い日差しや天候の変化によって、利用が制限されやすい空間でもあります。

そのため、屋根を取り入れることで直射日光や雨への対策を図り、明るさと開放感を保ちながら、快適に過ごせる空間構成をご提案しました。

  1. くつろぎを生み出す空間演出

照明計画や植栽、家具の配置にも配慮し、昼と夜で異なる雰囲気を楽しめる空間を目指しました。

特に夜間は、間接照明によって落ち着いた雰囲気を演出し、宿泊者がゆったりと過ごせる空間を計画しています。

こうした空間づくりは、宿泊体験の充実だけでなく、施設全体の魅力向上にもつながると考えています。

  1. 周辺環境・騒音への配慮

屋上空間を活用するうえで、忘れてはならないのが周辺住環境への配慮です。

特に住宅が近接する都市部では、宿泊者の会話や夜間の利用による騒音が、近隣住民とのトラブルにつながる可能性があります。

そのため、空間のデザイン性や快適性だけでなく、利用人数や利用時間、音の伝わり方などを考慮した計画と運用が重要になります。

宿泊者にとって魅力的な空間であることと、周辺住民の生活環境を守ること。

この両立を目指すことが、民泊施設の屋上空間を長期的に活用していくうえで大切だと考えています。

  1. 屋上空間が生み出す新たな価値

これまで十分に活用されていなかった屋上も、視点を変えることで建物の新たな価値を生み出す可能性があります。

今回のように、既存設備や周辺環境などの条件を踏まえながら屋上空間を再構築することで、宿泊者に新しい滞在体験を提供し、施設の差別化につなげることが期待できます。

ONEZでは、建物の特性や事業目的に合わせ、空間の可能性を最大限に引き出すご提案を行っております。

今後も、既存の建物や使われていない空間に新たな価値を生み出す提案を積み重ねてまいります。

                                       

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